ユニオン新聞1月号

名護市辺野古沖

明けましておめでとうございます

  昨年は、リーマンショックと経済の大混乱、オバマ大統領の誕生、そして日本でも政権交代が実現するなど大きな変化の一年でした。
  私たちの日本郵政においても「かんぽの宿問題」を初め経営の失敗が次々と表面化、西川社長の辞職やJPEX宅配便事業統合の破綻など大きな変化に見まわれた一年でありました。

  私たち郵政労働者ユニオンにとっても昨年は大きな転機となった一年でした。
 非正規春闘2年目℃рスちの均等待遇要求が実現し、今春から非正社員の方々にも時間給制度や特別休暇の拡大が始まることになりました。
  また、郵政ユニオンの交渉とストライキ闘争によってJPEX雇用・生活闘争に勝利し解雇撤回と労働条件の引き下げをくいとめました。
  さらに、契約社員、パートタイマーの基本給の仕組みを変更させさ、地方最賃との連動で基本給の引き上げを実現させてきました。

  多数派のJP労組が人減らしや労働条件の引き下げを労使一体で推進する中で、少数派の労働組合が多くの職場の仲間の支持のもと運動とたたかいによって具体的に成果を勝ち取ることができる、そのことを証明した一年であったように思います。

  また、各地本や支部においても「スキル評価の修正」や「一時金誤支給の摘発と是正」等々を実現しています。こういう取り組みと成果の中で、全国で組合員の拡大が大きく前進した一年でした。

  さて、2010年の幕開けです。私たちの合言葉は、2010年を希望の年にしよう≠ナす。
  今年こそ、国鉄分割・民営化で解雇された1047名の国鉄闘争の勝利、労働者派遣法の抜本改正の実現、さらには普天間基地の無条件撤去と名護市辺野古沖新基地建設の中止などを是非とも実現させなければなりません。

  また、新自由主義・「構造改革」の本丸に位置づけられた「郵政民営化」路線を見直し、郵政事業の抜本的見直しを勝ち取る時が来ています。
  そのためには、職場での「競争主義」の人事・雇用・労働条件にメスを入れ、公共性を重視する企業理念にふさわしいコミュニケーションと助け合いを基調をとする企業風土の育成がかかせません。

 政治の変化≠ヘ、いまだ経済のあり方や社会、職場の変化に結びついてはいません。しかし、これを果たさなければ私たちのとっての未来もまたありません。
  変化をチャンスに諸要求を実現させ、2010年を希望の年≠ニしましょう。
  ユニオン本部は、皆さまの先頭で共に奮闘することを明らかにし、新年のご挨拶とします。 

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期間雇用社員の最低賃金引上げ

  12月17日郵便事業会社と「期間雇用社員の最低賃金引上げのための要求書に対する回答」に対する団体交渉を行いました。

  組合として10月1日以降採用の時給制契約社員、パートタイマーの基本賃金が9月までに雇用されている期間雇用社員より安い基本賃金で雇用されている職場があり、同じ職場で同じ仕事をしながら二つの基本賃金が存在するという問題について会社の基本的な考え方を求めました。

  会社回答は期間雇用社員の給与は需要と供給のバランスがある。その地域の雇用の単価の変化等があるので制度としては異なる場合がある。実態として差が出ているかは本社としては把握できていない。基本給は所属長がその地域の実情又は雇用の需給関係によって設定する物なので本社から個別具体的に直接的な指導はしていないが、支社からは適正な募集環境を考慮した制度にするように指導している。所属長の判断において行われている。

  組合として9月以前に雇用されている期間雇用社員については、新制度で基本賃金が低くなる場合は経過措置としてそれまでの賃金が保障されている。この経過措置を踏まえ同じ職場で同じ仕事をする新規雇用者の賃金は基本的に同じ単価にすべきであると強く主張を行いました。

  船橋支店集配課においては9月までは1100円の基本賃金が830円と270円も引き下げられている実態を上げて、同じ職場で同じ仕事をしているにもかかわらず270円もの基本賃金の格差があることを追及し、結果この問題については10月1日に制度を変えて2カ月しかたっていない。支店の状況を勘案する中で組合と意見交換することもやぶさかではない。関東支社に聞いて見て別途窓口で対応していくこととしました。

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郵政「改革」で、一人の首切りも許さない職場を!
第30回郵政全国職場交流会開催

第30回全国職場交流会 郵政改革の前哨戦・JPEX生活雇用闘争の教訓、一人の首切りも許さない!≠メインテーマに、全国交流会がJPEX闘争ストライキ拠点として闘った関東・船橋で開催されました。
  12月上旬という、お歳暮繁忙期に入っての開催にもかかわらず、全国22職場40人の参加で熱い交流が行われた今回は、JPEXと合わせて、職場のバロメーターでもある郵政争議の全国の現状、郵政見直しを職場から考える・・・の3つのテーマが設定されました。

  「JPEX闘争の今」では、ストライキ闘争を全国で闘った郵政ユニオン本部の経過報告に続いて、拠点として闘った船橋支店の仲間から、職場から全国闘争へ押し上げて行った経過と、地元千葉での共闘体制の強化、国会・総務省行動の積み重ねが功を奏し中央交渉と連動した有効なストライキ闘争が実現したと報告。
スト貫徹  とりわけ当該期間雇用社員が積極的にストライキに立ち上がった状況についても語られ意義深い報告となりました。又、名古屋・千種支店での受託業者契約解除取り消しの報告も、郵政関連労働者の闘いとして画期的な成果として確認されました。
  JPEXは今後、事業会社が吸収し事業を引き継ぐことになりますが課題は山積、今回の全国闘争を教訓に、再度雇用調整が予測される年度末、更にJPEX最終整理に向けた夏から秋に向けての闘いに備えねばなりません。

  第2テーマ「後を絶たない郵政争議」では、歴史的勝利から3年目を迎える郵政4・28闘争原告の名古屋さんから節目を迎えている国鉄闘争と、争議団・争議労組が手を携えて大衆行動を展開している「東京総行動」の現状と意義について報告を受け、続いて地域ユニオンで郵政争議を担っている郵政ユニオンOBの斉藤さんより東京・光が丘支店での期間雇用社員雇い止め争議を通しての郵政争議の考え方についてレポート。
  今、協約改定闘争に入っている郵政ユニオンにとっても重要な問題提起となりました。

  二十余年継続してきている職場交流会の柱でもある郵政争議を全国化し普遍化する取り組みは今でも不可欠。経営形態が右往左往しても変わらないのは職場の抑圧的状況です。
  今回も2桁を越える郵政争議が報告されました。
  職場の荒廃、ハラスメントと闘う伊豆高原山田パワハラ裁判、登戸労災認定闘争を通しての労災・自死・交通事故問題、労働条件関係では深夜勤裁判(広島等)や強制配転反対争議(広島、倉敷、岡山等)、期間社員のスキル認定争議(長崎等)、雇用問題ではJPEX関連はもとより、判決を2月26日に控えている岡山・萩原裁判、東京・光が丘、神奈川・座間支店などの期間雇用社員の闘い、再雇用を巡る争議、更に民営化に伴う逓送一元化子会社化での偽装倒産解雇攻撃と闘う全港湾(近畿高速郵便輸送、大阪エアメール分会)の闘い、処分関係では過金1円停職処分(兵庫・長田)や暴言戒告、降格処分等後を絶ちません。
  又、ゆうちょ銀行エキスパート社員(全国約200名)も余りの抑圧的職場に業を煮やし立ち上がりつつあるとの報告も行われました。
  郵政争議は職場のバロメーター、様々な切り口はあれいずれも重要な課題、全国に繋ぎ普遍化すしていくことが職場交流会の大きな役割であると実感させられるテーマでした。

  第3テーマは「郵政民営化見直しを職場から考える」。郵政ユニオン民営化見直しプロジェクト事務局から、民営分社化から政権交代による「郵政改革の基本方針」決定への経過と今後の課題についてレポート、「政策提言リーフレット」作成と今後の職場・地域、国会等での取り組みの重要さを痛感、とりわけ職場から「改革」を考え行動を起こすことの大切さと、市民利用者からの公聴会運動の提起も行われました。

  郵政争議が解決できる「郵政改革」を職場から実現していこうを合言葉に、JPEX闘争の聖地=E船橋での第30回郵政全国職場交流会は成功裏に終了しました。
  1泊2日、夜の懇親会には、豪雨の中仕事を終えて駆けつけた仲間も加わり交流が深まると同時に、新たに組合に入り闘う決意表明した期間雇用社員もあらわれ、実り多い交流会となりました。

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レイバーフェスタ2009

12月19日
第8回レイバーフェスタ開催

  東京・渋谷のウイメンズプラザには老若男女入れ替わり立ち替わり出入りがあり、延べ220人がフェスタを楽しみ、また自ら参加した。
  すべてのイベントを紹介することができないのがもどかしいが、寸劇あり歌あり映画ありと、イベントの間ごとの休憩のたびに会場から出てくる人々の顔に笑顔があふれ、あるときは涙の筋が流れている。今回のフェスタは近年になく感動を呼び起こした。
 手作りのおもしろさをみんなで共有することができ、新しい若者達の文化が誕生する瞬間にも出会えた。そしてまた来年の再会を誓う。
  3分ビデオについては今後ユニオンチューブにアップされ、韓国ドキュメンタリー映画「外泊」も今後各地で上映予定。フェスタの息吹を今後是非これらの作品で感じてもらいたい。


 
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