2010年10月13日

郵 便 事 業 株 式 会 社
代表取締役会長 鍋倉 眞一 殿

郵 政 労 働 者 ユ ニ オ ン
中央執行委員長 松岡 幹雄

2010年度年末年始繁忙要求書

  7月の宅配便事業統合において、お中元ゆうパックの大量遅延が発生した。
  この遅配事故の原因について、郵便事業会社の公社時代に始まった本社集中管理体制が時間の経過とともに、本社(支社)は現場の実態が把握できず、また、現場は本社(支社)に物が言えない体質をもたらしてしまっている。
  「上意下達体質」、「現場の実態が伝わりにくい組織(風通しが良い組織となっていない)」ことが指摘されている。

  再演防止のためには、この会社組織としての致命的な欠陥を改善していかねばならない。
  お歳暮ゆうパックで同じ失敗を繰り返さないためには、現場の実態をもっとも知っている職場の社員の意見を十分反映した計画と業務運行を確立していくことが不可欠である。

  郵政労働者ユニオンは2010年度の年末年始業務運行について、安定的な業務運行の確保と社員の労働条件を確保するために、下記のとおり2010年度年末年始繁忙要求書を提出するので、誠意ある回答を求めます。

1、年末年始繁忙期の職場における労使の意思疎通は極めて重要であり、「年末年始運行対策に関する労使間の意思疎通」に基づき、誠意を持って対応すること。また、地方本部の要求に対しては、できるだけ早く回答し、交渉を行うこと。

2、10月1日現在の郵便事業会社の正社員数及び欠員状況、短時間社員、高齢再雇用社員の雇用人員を明らかにし、年繁までの労働力確保対策を示すこと。

3、12月1日採用予定の「正社員登用審査」合格者の配属・訓練計画について考え方を示すこと。また、合格者の後補充が必要な場合どのように行っていくのか考え方を示すこと。

4、すべての郵便関係社員に1月1日から1月3日の間に必ず1日以上の休日を確保すること。また、昨年度における1月1日から3日までの休暇者と4日、5日2日間の休暇者の割合を示すこと。

5、郵便関係社員の健康維持のために、年末年始繁忙期間における連続出勤及び時間外労働に対しての考え方を明らかにすること。

6、昨年、雇用した短期間のアルバイトの勤務実績を内外別に明らかにすること。
(1)確保状況(計画数と確保数)
(2)就労日数
(3)就労開始日及び就労終了日
(4)延べ雇用時間数と超勤時間数

7、「年賀2パス処理」が70%以下の支店における内外アルバイト配置計画を具体的に示すこと。

8、「元旦における全員出勤・全員配達の実施、及び全員7時出勤」施策はその実施にあたっては各支店の事情等を考慮し、弾力的に行うこと。

9、繁忙期の過酷な労働条件を十分考慮した上で、集配内務の「立ち作業」は行わないこと。

10、年賀はがきの販売に関して
(1)過度の営業目標の設定と営業活動の押しつけにより、いわゆる「自爆営
業」が後を絶たない現状がある。不適正な営業活動を根絶させるための
具体的な方策を示すこと。

(2)「特定商取引に関する法律」(特商法)に基づく、販売マニュアル及び
コンプライアンスを徹底すること。

(3)基本的に営業時間のない郵便内務の社員(期間雇用社員を含む)の営業
に対する考え方を明らかにすること。

11、お歳暮ゆうパックについては、宅配便事業統合に伴う7月のお中元ゆうパックの大量遅延という事態を再演させてはならない。年賀郵便物及びお歳暮ゆうパックの円滑な業務運行を確保するために、全社員に対する事前の業務研究会を十分に行うこと。その上で社員の意見を反映した、それぞれの支店の実態を踏まえた業務及び要員配置計画とすること。

12、支店と委託者の事前の打ち合わせを十分行い、円滑な業務運行及び、委託者の労働条件を踏まえた計画とすること。

13、お歳暮ゆうパックの受取人不在対策の3日間3回(3日)配達は、支店の状況に応じた対策を講ずること。

14、大口顧客オペレーション等、平常のゆうパックと違う施策を計画しているが、お歳暮ゆうパック取扱期間中の「コールセンター」対策を明らかにすること。

15、お歳暮ゆうパック対策の分室及び仮設計画を支社別に明らかにすること。

16、分室及び仮設等に社員を派遣する場合の規程、手当、労働条件について説
明すること。

17、ターミナルの施設・職場環境は統括支店と比べ劣悪と言わざるを得ない状況にあり、早急に改善すること。

18、早期にお歳暮期及び年末年始期のアルバイトを確保すること。

19、期間雇用社員の処遇改善のために以下の措置を講じること。
(1)「年末年始勤務手当」を支給すること。
(2)「冬期休暇」を付与すること。
(3)繁忙期は時給制契約社員及びパートタイマーの賃金単価を割増すること。
  また、アルバイトの賃金単価を下回らないようにすること。

20、お歳暮ゆうパック業務運行確保のための特例処置、1.期間雇用社員の特例処置、2.アルバイト単価の特例処置について説明すること。

21、お歳暮ゆうパック業務運行確保のための特例処置の期間中は、既雇用の時給制契約社員及びパートタイマーの賃金単価は特例処置の期間雇用社員・アルバイトの単価を下回らないこと。

22、インフルエンザ対策としてマスクの配備はもちろん、作業事務室の換気等を十分に行い、作業環境に万全を期すこと。

23、昨年度の繁忙期間中に三六協定をオーバーした事例(支店等からの労働基準監督署への申告、あるいは労働基準監督署からの調査)はどのくらいあったのか明らかにすること。

24、最繁忙期であるこの時期こそ、職場の管理者に勤務時間管理者としての自覚を持たせ、タダ働き、サービス残業等の賃金不払い労働を根絶させること。

25、賃金不払い労働が発生した場合は責任を持って、適切な措置を講じること。

以上

 
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